楽しい非日常の話

もともと興味があった

楽しそうだなと思っていた

それだけのことで

 

別に痛いことや苦しいことに

救いを求めているわけでも

どうしようもない生きづらさを

感じていたわけでもない

 

以前友人と

世界が層に分かれているのかもしれない

という話をした

異なる層同士が交わること

生まれ落ちた層とは違う層に触れること

は基本的にはない

稀に他の層に迷い込む人もいるが

その層に浸る必要はない

ただ自分と違う層に生きる存在もいることを

知っておくのは大事なこと

そんな内容の話だった

 

そう

浸る必要はない

浸るような場所ではないのだ

 

ここにいる人たちと関わりを深めるほどに

住む世界が違うと感じる

ときには理解できずに

嫌悪感さえも抱いてしまう

 

ここでの出会いは無駄にしたくはない

ここで出会って好きだなと思った人たちは

きっとこれからも好きなのだろう

それでも

わたしはやはり

ここに住む人間ではない

ここに居続けることはできない

 

わたしにとって

ここに来ること

ここの世界の人たちと触れ合うことは

すべてが非日常 娯楽

 

だからこそ

smを含めた“普通”でない行為も

なくてはならないものにはならず

純粋に楽しめるのだろう